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2006年9月 3日 (日)

ピンホールカメラにちょっかい

■トイレンズで写真を遊ぶ 5

この連載の画像置き場として、ココログで「キッチュレンズ工房」というブログを始めたが、今アクセス解析を見たら2,000を越えていた。多くの人があのフニャフニャレンズを見てしまったということだね。お粗末さまでした。

「本当にあんなレンズをつけて外を歩いたの?」という質問もあったけど、しっかりお外で撮影してきました。ゴム生地&紙製とはいえ、いちおう黒いし、素人には分からなかったみたい。ただ、同じようにカメラを持っている人は、じとーっと、レンズを凝視してたが……。

それから、現在のフニャフニャ望遠レンズをフニャフニャ広角レンズにするにはどうすればいいのか? といった公開質問に対しては、「そんなのは簡単、屈折率の高いレンズに変えればいいじゃない」というお便りをいただきました。

確かに屈折率の高いレンズにすれば、段々画角は広がってくるんだけど、じきにレンズがボディにくっついてしまう。だから単玉だと広角というところまで持ち込むのは難しそう。

これも一応レンズだよな、と思って買っておいた透明アクリルの玉の場合だと、ピントが合うのはボディの中という感じになる。ミラーアップして無理矢理押し込んでみたら、「ミシッ」と嫌な音がしてCCDが壊れてしまった……

なんていうことにでもなったら大変だ。トイレンズの広角化という課題はちょっと置いといて、今度はピンホールカメラにちょっかいを出してみたいと思う。

●ピンホールを開けてみる

かつてピンホールカメラをやってみたいと思ったことはなかった。だって面倒くさそうだから……。

入門篇としては、
1)小さな穴を開けた箱を用意する。箱の内側は黒く塗っておく。
2)穴の部分にピンホールを付ける。
3)ピンホールを閉じ、暗室で箱の中に印画紙をセットする。
4)必要時間ピンホールから光を入れ、撮影する。
5)暗室で印画紙を出して現像。ネガ印画紙が出来上がる
6)ネガ印画紙を新たな印画紙に重ねて露光。するとポジ画像が出来上がる。
と言った感じか。

まあ、これは「箱にピンホールが開いているだけで写真が撮れますよ」ということを味わうための方法なので、専用のカメラでフィルムを使ったりすれば、もう少し楽にはなるし、インスタントフィルムを使ったピンホールカメラなんていうものもある。

でもピンホールカメラで作品を作っているような人は大判のカメラを使ってじっくりと撮影しているケースが多い。さらに露出はどうするのか? フレーミングはどうするか? といったことを考えると、ちょっと腰が引けてしまう。

ただデジタルカメラを使って実験的に撮影してみるだけであれば、そんなに面倒ではないはず。で、とりあえずピンホールレンズを作ってみた。

作り方に関しては、むかーし教育テレビの理科の実験番組で見たことがある。アルミホイルをプラスチック消しゴムでサンドイッチにして、消しゴムごと針で貫いてしまうという方法だ。このやり方によって、アルミホイルが変に裂けてしまったりすることを防ぐことができる。なんかその方法だけ記憶に残っているのだ。

で、私がとった方法は次の通り。
1)一眼レフのボディーキャップにドリルで穴をあける。14ミリ径のものがあ
ったので、それであけてみた。
2)あけた穴をヤスリで滑らかにする。削りカスがカメラボディの中に入った
りすると嫌なので、きちんと水洗、乾燥させる。
3)上述の方法でアルミ箔にピンホールをあける。
4)ボディーキャップの穴の部分に、ピンホールをあけたアルミ箔をテープを
使って貼り付ける。

すごーく簡単に工作できてしまったが、果たしてこれで写るのだろうか? テストをしたのは夜の室内。ファインダーを覗くとかなり暗いが、照明などははっきり見える。とりあえずシャッターを押してみる。もちろん絞りなんかないので、シャッタースピードで露出の調整をする。こんな時やっぱりデジカメは便利だ。ヒストグラムを表示させながら露出の決定ができるからだ。

手持ちでシャッタースピードが20秒ぐらいだからブレブレだが、ちゃんと写っていた(いや、ちゃんとは大げさか)。こんなもんでも写るんだねえ。天気のいい日に感度を1600ぐらいにして、手持ちでスナップを撮ってみよう。フニャフニャレンズでスナップをしている姿も充分に怪しいが、レンズを付けずにボディーキャップだけで撮影してるほうがさらに怪しいな。

写真を撮ろうとして、「キャップが付いてるよ」というツッコミはあっても、「レンズが付いてないよ」と言われることはないから、これはちょっと新しいかもな。(なにが??)

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